事実と解釈の違いが明確になっていますか

こんにちは、とんです。

突然ですが、あなたは「事実」と「解釈」の違いを明確にして話せていますか。

「事実」と「解釈」という言葉は知っているけれど、実際に自分が提案するときには「事実」と「解釈」が分けられていないという人は多いんですよね。

そして、そういう人は自覚がない。

これは新卒をはじめとする多くのビジネスマンに起こる困った問題ですので、さっそく見ていきましょう。

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事実と解釈を混合していないか

多くのビジネスマンには企画の機会や、上司に提案の機会があると思います。あるいは、日々のデータや数値を語るときのことを思い出してください。

何かを上司に伝えるときに、その「事実」と「解釈」を明確に分けられていますか。

もし、あなたの提案がなかなか承認されなかったり、何を言っているのか分からないと言われたしたら、それは「事実」と「解釈」の問題かもしれません。

「事実」と「解釈」が分けられていない提案だと、発言の信頼性が下がるので注意しましょう。

事実と解釈の違いとは

さて、じゃあこの2語の定義を見ていきましょう。

「事実」とは、真実のことがら、本当にあったことがら

「解釈」とは、文章や作品や物事の意味を、受け手の視点で、理解したり説明したりすること

(Wikipediaより)

と、知っている通りですよね。

ここで明確にしたいのは、実際に起こったことやデータは「事実」ですが、そのデータからの分析や提案は「解釈」になるということです。

つまり、自分で何か提案をするときには、どこまでが事実で、どこからが自分で考えた内容(解釈)かの線引きが非常に大切になります。

簡単な例で言うと、コップに半分の水が入っています。あなたはこのコップをどう捉えますか。

  • コップに半分「も」水が入っている
  • コップに半分「しか」水が入っていない

これはよく、ポジティブかネガティブかっていう文脈で使われる事例ですね。

こうやって人によって発言の内容が異なるものは、事実に付随して、解釈を含んでいます。

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事実から考えた仮説を複数持ちましょう

話は少し変わって、あなたは「仮説思考」という言葉をご存知ですか。

これは言葉の通り、仮説を元にして考える思考法のことです。

例えば『昨日上司が体調不良で早退した。もし今日も体調が悪そうだったら、早めにレビューもらって、午後は帰れるようにしよう』というのが仮説思考です。

きちんと、事実を元にして『仮に~だったら、~しよう』と考えていますよね。

できれば、これを複数(上司が体調悪いパターンと体調良いパターン)持てると良いですね。

この仮説思考ができると、今ある情報から、次に取るべき行動を予測できるようになります。

そして、仮説を元にして行動すると新しい情報が手に入り、その情報を用いることでさらに、仮説や行動を修正できるようになります。

そして、思考と行動のサイクルを速く回すことが、変化の多い今の時代には特に有効なんですよね。

仮説思考の身につけ方

この仮説思考は本を読んでインプットし、実際に仕事などで使うことで身につけることができます。

僕が読んだ中でのオススメ本は、この2冊です。

初めて仮説思考を学ぶときは、前者の『「60分」図解トレーニング 仮説思考』がオススメです。

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事実と解釈を明確にして、仮説を元に提案しよう!

事実と解釈を分けて考えられるようになり、集めた事実から仮説を複数立てられるようになると、必ず仕事は上手く回るようになります。

特に、上司とのコミュニケーションで『上司は事実が欲しいのか、自分の意見も欲しいのか』を汲み取れると、非常に仕事がやりやすくなります。

この仮説志向を駆使することで、仕事が上手く回るようになり、出世や年収アップにつながります!

ぜひ「事実」と「解釈」を分けて、仮説思考を使えるようになってくださいね。

ではでは!

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