こんにちは!
今日は今話題の『マルチ・ポテンシャライト』について書いていきます。
2018年8月24日に書籍が発売されたことで、改めて話題になっています。
この本は「TEDx Talks」で話された内容を元にしており、その動画は36カ国の言語に翻訳され、550万回再生されています。
そこで今日は、その「TEDx Talks」の内容を中心に書いていきます!
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目次
マルチ・ポテンシャライト(TED)の要点
1.一時的に夢中になることに対する罪悪感
このスピーカーは、講演家、キャリア・コーチ、コミュニティ・リーダーという複数の肩書きを持つ、エミリー・ワプニック(Emilie Wapnick)という方です。
日本でも人気になった堀江貴文さんの『多動力』を実践している人ですね。
さて、まず動画の冒頭では、何かに夢中になることの罪悪感を語っています。
何かに夢中になっても、
その夢中になったことをどのようにしてキャリアに結びつけられるか分からなかった
1つのことをやり通せない自分に、欠陥があるのではないかと思っていた
ということです。
この後者は重要な問題で、1つのことをやり通した方が良いというのは私たちが小さい時に、自然とインストールされています。
2.自分のたった1つの宿命を見つけた方が良い?
私たちは、なんとなく『自分たちの文化から、いろんなことをやってみることが間違っているとか普通じゃない』と学習しています。
それは、子供の頃から訊かれていた『大きくなったら何になりたい?』という質問で、たった1つの回答しか許されていなかったからなんですね。
『バイオリン奏者にもなりたいし、心理学者にもなりたい』という回答は、当時の大人には好まれなかったのです。
多くの人が『どっちかにしかなれないよ、1つに選びなね』と諭されていたと思います。
子供の頃は「将来を選択するよう」に言われ、「自分の天命や天職を見つけることが美」とされていました。
3.沢山のことに興味を持つ人はどうしたら良い?
沢山のことに興味を持ち、色んなことに挑戦し、またすぐ違うことに興味を移す人のことを『マルチ・ポテンシャライト(MULTIPOTENTIALITE)』と呼びます。
これは、造語で
・MULTI:複数の、多数の
・POTENTIAL:潜在的な、可能性のある
・ITE:~の人
という言葉から成り立っています。
『マルチ・ポテンシャライト(MULTIPOTENTIALITE)』には、3つの強みがあります。
4.マルチ・ポテンシャライトの3つの強み
マルチ・ポテンシャライトの強みは、
- アイデア統合力
- 素早い学習能力
- 適応力
マルチ・ポテンシャライトの「アイデア統合力」
イノベーションは、何かと何かの掛け合わせで生まれます。
そのため、色々なことを経験しているマルチ・ポテンシャライトは強いです。
自分だけの知識や経験から、新たな掛け合わせができるようになり、イノベーションを生みやすくなります。
マルチ・ポテンシャライトの「素早い学習能力」
マルチ・ポテンシャライトは、何かに興味が出たら、のめり込み、手当たり次第に吸収する力があります。
色々なことを経験してきたので、初心者であるという状態にめげることもありません。
そして、別の領域で学んだことを、また新しく熱中する領域で活かすこともできます。
マルチ・ポテンシャライトの「適応力」
これは様々なことに挑戦してきたので「新しい環境への適応力」と「顧客のニーズに自分を合わせる適応力」という2つの適応力があります。
『Fast Company』誌は、適応力を「21世紀で成功する上で最も重要な技術」と言っています。
世界の変化スピードが速いからこそ、環境や相手に応じて自分を変えて適応する事ができる人は強いです。
マルチ・ポテンシャライトで生きよう
マルチ・ポテンシャライトが無理に、1つのことに専念しようとすると、上の3つの良さは失われてしまいます。
世の中の複雑で多次元的な問題を解決するには、創造的で型にハマらない人材が必要です。
それを担うのが、マルチ・ポテンシャライトなんですね。
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マルチ・ポテンシャライト(TED)がオススメな人
マルチ・ポテンシャライトは、日本だと『多動力』という言葉に近いかと思います。
日本で活躍している人を見ても分かるように、本田圭佑さんは、サッカー選手・実業家・投資家・監督など複数のことを仕事にしている複業家ですよね。
落合陽一さんも、研究者・メディアアーティスト・大学教員・実業家などの複数の草鞋を穿いています。
もう、時代的に『多動力』が当たり前になっていることが分かると思います。
もし何か専念したいことがない人は、自分の天命や宿命のようなものを探すのは止めて、複数のことを自分の仕事にしていきましょう。
そっちの方が、今後多くなっていくと思いますし、変化が早い時代においては有利だとも思います。
気になった方は、ぜひ1度、TEDを見てくださいね!
本もオススメです!
ではでは!